車いすで花見 千鳥ヶ淵調査

2016年入団のHIYOKOです。2月18日に千鳥ヶ淵の調査を行いました。今日のメンバーは車いすユーザーのYUKORINを含めて6名全員女性でした。千鳥ヶ淵は皇居の隣の北の丸公園に沿った都内有数の桜の名所です。お花見の時期に間に合うよう、2月に調査を行いました。私にとっては、昨年11月のディズニーランドに次いで2回目の調査のため、今はまだ試行錯誤の段階です。

午後1時30分に丸ビルのロビーで待ち合わせました。ここのロビーは、広々としていてイスもあり、待ち合わせには最適です。

この日は大変寒かったのですが、元気に丸ビルをスタートしました。最初に向かったのは、地下鉄東西線の大手町駅です。丸の内永楽ビルディングそばのB1出入口からエレベーターに乗り、改札階へ降りましたが、改札からホーム階へ行くエレベーターは設置されておりませんでした。

駅員さんに案内されていったん地上に出て、OAZOそばのB2出入口へ行きました。ここの出入口からエレベーターでホーム階へ降り、改札(中央東改札)を通り、改札左手のエレベーターを使うと東西線のホームへ行けます。

B2出入口は、以前、介助ガイドの活動で来たことがあります。介助ガイドの活動とアクセシブルの活動が繋がっていくことを嬉しく思いました。介助ガイドとアクセシブルは車の両輪のように思います。

大手町駅、九段下駅ともホームと電車の間の隙間は少なく、高低差もほとんどありませんでしたので、YUKORINも、渡りのボードを使うことなく乗降車できました。

九段下駅で、6番出入口へ行く改札を出たのですが、ここから地上へ行くエレベーターは設置されておらず、再度、改札を入り、7番出入口へ向かいました。九段下駅では、千葉方面から乗車した場合は、7番出入口からエレベーターを使って地上へ出られますが、中野方面から乗車した場合はエレベーターの設置がありません。両方向とも早くエレベーターを設置してほしいですね。

さて、7番出入口から地上に出た私たちは、目白通りを少し歩き、靖国通りに出たところを右折しました。

靖国通りは道路わきに『九段坂』のモニュメントがある通り、歩道は広いのですが登り坂です。右手の木々の奥に靖国神社の大きな鳥居が垣間見えます。私たちは、田安門の前を通り過ぎ千鳥ヶ淵緑道を散策しました。右手にインド大使館があります。この日、千鳥ヶ淵緑道は、歩く人もまばらで、本当に静かな、たたずまいを見せていました。しかし、桜の木々の蕾はまだ固いのですが、一か月後の開花を約束してくれています。こうして開花前に来るのも風情があって楽しいものです。

千鳥ヶ淵緑道をゆっくりと散歩していくとボート乗り場と車いす対応のトイレがあります。このあたり1か月後には、お堀の水面にかかる桜、そして満開の桜の下に何艘ものボートを見ることができます。まるで絵のようですね。夜間はライトアップもあります。緑道をさらに歩いて行くと、右手に千鳥ヶ淵戦没者墓苑があります。歩道は平らで歩きやすいです。
私たちは、ここを左折して、代官町通りを北の丸公園に向かって歩きました。代官町通りは、靖国通り、千鳥ヶ淵緑道に比べると歩道は狭くなっています。そして、けっこうな坂です。そして北の丸公園の中を歩き、日本武道館前に出ました。北の丸公園を歩いていると、車いす対応の公衆電話がありました。
車いす対応の公衆電話を見るのは初めてです。この日、武道館ではイベントがあり、ものすごい人混みでした。車イスが通りやすいように、前方を空けてもらうようお願いしながら、少しずつ進みました。武道館周辺は石畳なので車いすには振動があるかもしれません。
田安門あたりは、かなりの急こう配です。介助者の方は、安全のために後ろ向きになって車いすを操作していました。
帰りは田安門から靖国通りを下り、向かって右側のりそな銀行の後ろの九段下駅6番出入口からエレベーターでホーム階へ降り、大手町駅に到着しました。九段下駅では、地上に出る時は7番出入口、そして地下に降りる時は6番出入口になります。

このコースの所要時間は、約2時間30分です。お花見時期は混んでいるので、もっと大目に時間を取った方が良いと思います。寒かったのですが、すいていて、ゆったりとした気持ちで散策を楽しめました。次は桜の満開の時に来て、違いを確認したいと思います。冬来りなば春遠からじ!

今回歩いたルート

九段下 7番出口 ~ 千鳥ヶ淵緑道 ~ 北の丸公園 ~ 武道館 ~ 田安門 ~ 九段下 6番出口
 千鳥ヶ淵緑道は車いすでもスムースに歩行出来、オススメの散歩コースです。

お花見時期の千鳥ヶ淵

花見の名所として有名な千鳥ヶ淵。春になると桜が満開となり大変綺麗です。

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