車いすで観光 東急プラザ銀座

街中調査「有楽町・銀座」報告担当のMeiLiです。

東急プラザ銀座

7月上旬よく晴れた蒸し暑いある休日のお昼、JR有楽町駅に集合し、今回の調査地である東急プラザ銀座に向かいました。中央口から有楽町マリオンを通って、車いすでも約5分の距離です。詳しいフロア案内については、公式ホームページや各種出版されているガイドブックの案内に譲ることにして、アクセシブルとしての視点を意識した以下四点について報告します。

アクセス

冒頭で述べたように、今回私たちはJR有楽町駅から徒歩で行きました。途中交差点を渡りますが気になる段差等はなく、晴れの日は良いと思います。ただ、雨の日は東急プラザ銀座の地下と直結している東京メトロ銀座駅を利用したほうが便利です。銀座駅は、丸ノ内線・銀座線・日比谷線が通っています。しかし、丸ノ内線を利用した場合、改札と東急プラザ銀座のB2階の地下鉄口との間に階段があり、一度出口C5とC7の中間にあるエレベーターで地上に出てぐるっと回らなければなりません。車いすでの銀座駅利用における問題点として、車いすでは改札内及び地下通路での各路線の乗り換えができないことが挙げられますが、この点が解決されないまま東急プラザ銀座の地下鉄口がつくられたのはやや残念でした。

トイレ

車いす利用者にとって外出前に確認しておきたい点のひとつが、多目的トイレの位置です。下から順にB2階、6階、レストラン街の11階・12階にあります。写真にある通り、パッと見広々としていて、きれいな印象を受ける多目的トイレです。最近の多目的トイレの多くが、万が一使用中に扉が開いてしまった時のために入り口と対角線上に便座がありますが、11階・12階の多目的トイレは扉を開けてすぐ目の前にあります。また、YUKORINに感想をきくと 、足を伸ばすとやや狭いようです。なお、6階の多目的トイレは入って右側に、11・12階の多目的トイレは入って左側に開閉ボタンがあります。

エレベーター

中央エレベーターと東エレベーター、それぞれ3基ずつあります。ここで注意しておきたいことが、止まる階が決められている点です。私たちはこの日東急プラザ銀座に着いてまず屋上階にあるKIRIKO TERACEに上がりました。途中階に止まらないエレベーターはよくありますが、最上階にあがるエレベーターが一基しかないとは思わず乗り換えることになり、思ったよりも待ちました。優先エレベーターは屋上階には行きません。

 中央エレベーターの停止階(B1・B2・2・4・5・R階に止まるエレベーターはなし)

左 : 1・8・9

中 : 1・3・6~11

右 : B3・1・3・6~10

東エレベーターの停止階

左 : B3~11

中 : B2~屋上

右 : B2・1~3・6・10・11

車いすでの飲食店利用

レストラン街・各階にあるカフェ・地下のフードコーナーのうち、店内の広さや段差等を考慮し、車いすのままでも利用しやすいお店を紹介します。まずはレストラン街、10階のつるとんたんUDON NOODLE Brasserie(うどん・日本食)、11階のTHE APOLLO(オーストラリア発モダンギリシャ)、御膳房ガーデン(中華レストランバー)。フロアの雰囲気は、10階は賑やかでカジュアル、11階落ち着いていて高級、といった感じがしました。続いてカフェ、上の階から屋上R階KIRIKO TERR ACEの櫻ノ茶屋、7階のHANDS EXPO CAFE、6階の丸福珈琲店銀座喫茶店、数寄屋橋茶房、B1階タリーズコーヒープライムファイブ、B2階SALON GINZA SABOU。以上です。

最後に

最後に全体の感想を。免税店や日本っぽい雑貨類も色々あり、訪日観光客にもおすすめできる商業施設です。通路は車いすでも通れる幅がありますが、お店によっては段差があったり、中の通路は車いすでは通るのが少し難しい幅だったりして、完全にバリアフリーというわけではなかったです。新しくできる施設は、設計上のオシャレな建物とバリアフリーが両立してつくられるようになるといいなと思いました。

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