車いすで観光 築地場外市場

築地場外市場のご案内は、車いすユーザーの私、YUKORINがいたしましょう。場内市場は豊洲へ移転しても、場外市場は今後も営業します。

偶然にも、場内市場の最終日にバリアフリー調査をした私たち。歴史的な日だけあって場外市場はすごい混雑でした。

人混みを縫っていくと築地魚河岸という大きな建物に到着しました。ここはバリアフリーの設備が整っていそう。入ってみましょう!

階段の向こう側に車いす用のスロープがあります。

1階は生鮮市場になっていて、お魚屋さんを中心に、いろいろな生鮮食品のお店がありました。

さすが市場。屋内でも小型運搬車が通過します。乗り物にはご注意くださいね。

このエレベーターで最上階の3階に上がってきました。エレベーターの大きさは車いす1台と3~4人が乗れるくらいです。

3階にはフードコートがあります。ここで昼食にしようと思ったけれど、それぞれのお店のブースが狭く、この混み様では車いすは入れそうにありません・・・。店員さんのお話によれば、土日のお昼時はかなり混むようです。

3階には屋上広場もあります。ここなら広くて安心。広いところでお食事したい車いすユーザーの方は、何か食べ物を買ってきて、ここで頂いてもいいですね。

築地市場のブログなのにお食事の場面がないのを残念に思っている読者さんのために、メンバーのランチの写真を拝借します。海鮮丼、おいしそう ♪

お話を屋上広場の場面に戻します。ヘルパーさんによると、このドアーが非常に重く、開けて押さえておくのが大変だったそうです。自走式の車いすの方は、ここを通るとき、どなたかにドアーを押さえてもらうといいかもしれません。

1階に下り、出入口付近にあった多目的トイレを利用しました。「市場のお手洗いだから、そんなにきれいじゃないないかも・・・」と心配していましたが、想像していたより清潔でした。それに適当な広さで、私に必要な設備が整っていたことにも一安心でした。なお、築地魚河岸には多目的トイレが2か所あり、小田原橋棟の出入口付近に1つ、そして海幸橋棟の出入口付近に1つとなっています。

建物を出て、場外市場の散策です。道が迷路のように複雑で、メンバーの誘導がなければ迷子になりそうでした。しかも、細い路地で人通りの激しいところが多々あるため、車いすユーザーの方は人にぶつからないようにお気を付けくださいね。

でも、様々な飲食店や食べ物を売るお店があって、賑やかな光景を見ているだけでも楽しかったです。築地市場が“日本の台所”と呼ばれる理由がよくわかります。

こうして、私たちは築地場外市場の調査を終え、次の目的地である築地本願寺へ向かったのでした。

なるべく安全路線を選ぶ私は、混雑しているお店でのお食事はご遠慮しましたが、お店が狭くて混んでいても平気という車いすユーザーの方は場外市場でのお食事を挑戦してみてください。地上階で営業しているお店が多かったので、階段の心配はそれほどないと思います。もともと市場というのは人が多くて活気に満ちているもの。この独特な雰囲気が多くの外国人観光客を惹き付けているのかもしれません。あなたも築地場外市場に訪れてみてはいかがでしょう。五感で日本の食文化を堪能できますよ。

車いすで利用 駅エレベーター渋谷駅南口 JR新南口
車いすで観光 築地本願寺