車いすで観光 柴又帝釈天

東京近郊担当のYOSAKUです。今回は、他のメンバーといっしょに柴又帝釈天や寅さん記念館などを巡りました。集合場所は柴又駅前寅さん像近くです。

集合写真

帝釈天参道の看板の下を通って、柴又帝釈天に向かいます。参道の両側には、多くの古くからあるお店や食堂があり、食べ歩きができます。とらやの焼草だんごは醤油味で、のりがまぶしてあり、店先で買うことが出来ます。柔らかくてとてもおいしかったです。

参道を数百メートル歩くと帝釈天の入り口の門に突き当たります。

帝釈天門

帝釈天は精巧な木彫りで有名です。車椅子ユーザーは、寺の廊下保護のため、車椅子では彫刻ギャラリーに入りませんが、ガラス張りのところは、外から見ることができます。

境内
彫刻ギャラリー

帝釈天を出て左に曲がり、ひとつ目の角を左に曲がり、まっすぐいくと、日本庭園がある山本亭に着きました。この石原亭の敷地内は無料で通り抜けることができます。また多目的トイレも利用できます。

山本亭を通り抜けると、正面に寅さん記念館への案内マップがあります。車椅子利用者は右に曲がって最初の角を左に曲がり、なだらかな坂を上り、寅さん記念館の入り口に辿り着きます

寅さん記念館への案内マップ

寅さん記念館は、「男はつらいよ」の映画のセットの一部、映画で使用された小道具、全49作のポスターなどが展示されています。障害者手帳をお持ちの方と介護者(同行者)1名は無料です。大人の入場料は500円で、山田洋次ミュージアムにも入場できます。

寅さん記念館入り口

山田洋次ミユージアムでは、「男はつらいよ」の映画監督である山田洋次の他の様々な作品について紹介しています。

山田洋次ミユージアム入り口

山田洋次ミュージアムの後は、江戸川の土手を散歩し、矢切の渡しの船着き場まで行ってきました。なお車いす利用者は渡し舟には乗船できません。

YUKORINの簡単バリアフリーレビュー

車いすユーザーはお散歩感覚で柴又を訪れるとよいと思います。
柴又駅から柴又帝釈天へ参道はフラットです。混んでいなければ、のんびりと下町のレトロな雰囲気を楽しめます。ところが、帝釈天のお堂には階段があり、お寺の有名な木彫や透かし彫を見ることができなかったのは残念でした。でも、境内を歩きながら、門やお寺の外側の木彫を見ることは可能です。また、帝釈天の門付近にある多目的トイレは狭くて使いづらく感じました。一方、日本庭園の山本亭の多目的トイレはきれいで設備も整っています。山本亭と寅さん記念館は目と鼻の先に位置していますが、その道の間に階段があります。そのため、車いすユーザーが山本亭から寅さん記念館へ行くには、少し遠回りをして記念館の入口付近にあるエレベーターを利用する必要があります。寅さん記念館と山田洋次ミュージアムは通路がやや狭めですが、バリアフリー面では問題なく展示物を観賞できます。ただ、両館の多目的トイレは設備がちょっと旧式な感じがしました。なお、車いすで矢切の渡しの舟に乗るのは難しいようです。

車いすで利用 駅エレベーター新宿駅 西口 京王新線、都営線
車いすで観光 江戸東京博物館と刀剣博物館