車いすで観光 三鷹の森ジブリ美術館と井の頭公園

東京近郊担当のYOSAKUです。9月上旬に三鷹の森ジブリ美術館と井之頭公園へ行ってきました。

JR三鷹駅

三鷹駅に集合。南口を出ると、向かって左側に地上行のエレベーターがあります。

JR三鷹駅南口エレベーター

エレベーターから降りると、9番バス乗り場が見えます。

9番バス乗り場

コミュニティーバスには、折り畳めるスロープが装備されていて、車いすでそのまま乗車できます。

バスの車いす用スロープ

可愛い絵柄のバスの乗り、約5分で美術館に到着。

コミュニティーバス

三鷹の森ジブリ美術館

予約して入手したチケットを入口で係の方に見せて門を入ります。

三鷹の森ジブリ美術館正門

美術館入口までのアプローチから見える建物、一部、植物が覆っています。さあどんな世界が待っているのでしょう!残念ながら館内は写真撮影NGです。

三鷹の森ジブリ美術館

館内では1階の入口から地下1階に降りる段差解消機、地下1階から2階までエレベーターを利用できます。多目的トイレは各階にあり、ミニシアターには車いす専用スペースがあります。またベビーカーが常備されています。館内は迷路のようで・・・。あとは、行ってからのお楽しみ。YUKORINに車いすで回りどうだったか聞いたところ、新企画展示の「猫バスにのって ジブリの森へ」の展示が見れなかったそうです。猫バス車内を再現した通路は狭く、車いすが通るのは確かに厳しそうでした・・・。そして、3階のミュージアムショップ「マンマユート」には入れたものの、混雑していてゆっくりとは見て回れなかったとのこと。大抵お土産売り場は混むものだけれど、ショッピングも楽しみたい車いすユーザーの方は空いている時間を見計らって買い物をしてしまうといった工夫が必要のようです。屋上庭園へは階段でしか行けませんが館外なので撮影OK。屋上には実物大?のロボット兵が立っており、その後ろ姿はこのようになっています。

ロボット兵(屋上庭園)

制限時間内めいっぱい楽しみ、その後みんなで記念撮影。トトロの受付前です。

トトロ受付

Yukorinからの一言

ジブリ美術館の館内は、ステンドグラスの絵など至る所にジブリのキャラクターがいて、とても可愛らしい雰囲気でした。

屋上を抜かして全フロアにお洒落な内装の多目的トイレがあります。そして、私が一番気に入ったのは、シアター「土星座」で車いすユーザーは最後列に案内されたこと。街の映画館では前列に車いす席のある場合が多く、映画を観ているうちに首が痛くなってしまいます・・・。でも、ここでは一番高い位置から快適に映像を楽しめました。

ただ、館内の通路が狭めで、混雑時は車いすでは動きにくい感じでした。来館者には小さなお子さんも多いので、ぶつからないように注意が必要です。また、館内と中庭との通路が迷路のように繋がっていて、どこまで車いすで行けるのか分かりにくいところもありました。それから、やはりエレベーターで屋上まで行けないのが残念でした。私もラピュタのロボットを見たかったです・・・。

でも、多くの展示は問題なく鑑賞でき、総合的には車いすでも十分楽しめる美術館だと思います。スタッフさんのご対応も、とても親切でした。ジブリファンの方、かわいい雰囲気が好きな方には是非お勧めです!

井の頭公園

帰りは車いすでも問題なく、自然豊かな井の頭公園を通って、吉祥寺駅に行けました。

ここで簡単に井の頭公園について触れておきましょう。

吉祥寺駅近くにあるのが井の頭公園です。西側に運動公園があり、そこに隣接して今見てきた「ジブリ美術館」があります。北側の井の頭自然文化園と井の頭池を中心にした公園部分から構成されています。さらに東側の京王井の頭公園駅へと広範囲に至ります。

「井の頭池」は初めて江戸に引かれた水道「神田上水」の水源であり、明治に改良水道ができるまで東京の飲み水として使われていました。公園の西側には同じく江戸の水源として引かれた「玉川上水」も流れています。

お茶の水

公園内には売店や休憩所が数多く有り、池ではボートにも乗れます。また、池の周りの並木は殆ど桜で春には花見で賑わいます。

駅からのアプローチは殆ど階段になっていて車いすには不便ですが、北側の入口は坂道になっていて車いすでも入れます。他には中央の野外ステージ横の階段にはランプも併設されていて車いすでも通行できます。詳しくは公式ホームページの案内図等で確認して下さい

ホテルアジア会館調査報告
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